JP-MIRAI現場アカデミー（ベトナムスタディツアー）に参加しました

2023年7月24日から29日まで「JP-MIRAI現場アカデミー」としてベトナムへのスタディツアーに参加をさせていただきました。JP-MIRAIとは、MINNAが会員となっている団体で、日本国内の賛同する企業・団体・個人と協力し、外国人労働者の権利をまもり、労働環境・生活環境を改善することにより、責任をもって外国人労働者を受入れ、外国人労働者から『選ばれる日本』となり、包摂的な経済成長と持続的な社会の実現を目指している一般社団法人です。今回のスタディツアーでは、主に技能実習生に焦点を当てて、ベトナムでの現状を政府や関係機関との対話や日本を目指す若者のリクルート現場、出発前、帰国後の技能実習生などとの意見交換を通じて理解を深めることを目的に開催されました。ツアーではベトナムの首都であるハノイだけではなく、日本に技能実習生として訪れる方が多い地域であるベトナムの北中部に位置するゲアン省やハティン省にも訪れました。

ハティン省外務局会議風景

ツアーに参加した団体は、9団体で計11名が参加しました。『選ばれる日本』になるためにはどのようにしたらいいのかということに参加者の関心が高く、ベトナムから日本ではたらくまでに掛かる手数料問題についてや日本の魅力についてなど視察先や参加者間で意見交換を行いました。

円安の影響や外国人労働者への不当な扱いなど、日本離れに繋がるような事象が1つでも減るように、また、日本で働いてよかった、また働きたいと思ってもらえるような魅力をどのように発信していくか、仕組み作りが重要になると感じました。

ツアー中に、参加者および訪問先の機関や関係者に国際移住機関（IOM）ベトナム事務所から委託を受け作成した、日本ではたらくベトナム人のための健康ハンドブックのチラシやハンドブックを配布しました。MINNAは、このハンドブックの電子版(WEB版)を作成しています。詳細は、こちらのブログをご覧になってください。

ハティン省日本語学校生徒へリーフレットを配布しました。

魅力的な日本になるべく、医療に関しても日本に住む人が誰でも等しく必要な時にアクセスできるように環境を整えていけるよう、日本ではたらくベトナム人のための健康ハンドブックの普及や活動を今後も継続して行います。

送り出し機関の事前研修風景

DOLAB会議風景
DOLABはベトナム労働・傷病兵・社会省（MOLISA）の下部組織の海外労働局です。

今回のツアーの実施報告会が2023年9月6日(水)16時～17時30分にオンライン（ZOOM）で開催されます。参加には事前登録（詳細な情報 https://jp-mirai.org/jp/events-ja/202308_04/ ）が必要ですので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

七夕　技能実習生候補生の願い