「9割がワクチン接種、それでも受診の壁は大きい」在日ベトナム人のCOVID-19医療アクセスに関する論文が公開されました
日本在住のベトナム人を対象に、COVID-19の扱いが段階的に緩和され、5類へと移行する前の時期に生じていた、ワクチン接種・検査・受診といった医療サービスへのアクセス状況とその際の困難をオンライン調査で明らかにしました。ワクチン接種率は9割以上と高かったものの、受診経験者の約7割が何らかの困難を抱えており、日本語能力や情報・手続きの壁が浮き彫りとなりました。本研究は、多言語支援や行政手続きの改善が、今後の感染症や災害対応において重要であることを示しています。

